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おたぎねんぶつじ(とうかくざんおたぎいん)
愛宕念仏寺(等覚山愛宕院)
京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
075-865-1231
愛宕念仏寺は、愛宕山の参道のふもとにあり、天台宗延暦寺派に属し、等覚山愛宕院と号する。
約1240年前に、稱徳天皇(764〜770)の開基により、山城国愛宕郡(現在の東山区)に愛宕寺として建立された。平安時代初期には真言宗教王護国寺(東寺)に属していたが、鴨川の洪水で堂宇が流失したため、醍醐天皇の命により、天台宗の僧、阿闍梨伝燈大法師千観内供(918〜984、内供とは皇居に参内を許される僧位)によって再興された。これより天台宗比叡山の末寺となった。
千観は、中納言橘頼顕卿の子として生まれ、12歳で比叡山に登り、運照内供の弟子となって苦行し、顕密の奥旨を修めた。千観は、世に念仏上人ともいわれ、この寺も愛宕念仏寺と称するようになったという。今に伝わる千観内供像(重要文化財)は、口を開け念仏を唱えている姿に造られている。
本堂(重要文化財)は平安時代に創建されたが、後に兵火にあい焼失し、鎌倉時代中期に再建され、現在に続いている。地蔵堂には、平安初期に造られた火除地蔵菩薩坐像が祀られており、平安時代から火難除として信仰を集めている。
大正11年(1922)堂宇の保存のため、当初の東山の地、松原通り弓矢町より、この地、右京区嵯峨鳥居本に移築された。

念仏寺本堂
表情豊かに並ぶ羅漢の石仏は、昭和56年(1981)に行われた仁王門解体復元修理の際に寺の興隆を祈願して、一般の参拝者に奉納を呼びかけ、参拝者自らの手によって彫られたものである。十年後の平成3年に千二百羅漢の寺となった。
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