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かいこのやしろ(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)
蚕の社(木嶋坐天照御魂神社)
京都市右京区太秦森ヶ東町
075-861-2074
この神社は、通称「木嶋神社」又は「蚕の社」と呼ばれる延喜式内社で、天御中主命・大国魂神・穂久出見命・鵜葦草葦不合命を祀っている。
続日本紀、大宝元年(701)4月3日の条に、神社名が記載されていることから、それ以前に祭祀されていたことがわかる古社である。嵯峨野一帯は、古墳時代に朝鮮半島から渡来し、製陶・養蚕・機織などにすぐれた技術をもっていた秦氏の勢力範囲で、本殿東側には織物の祖神を祀る蚕養神社(東本殿)があり「蚕の社」もそれにちなんだ社名である。
この神社は、古くより祈雨の神として信仰が厚く、参詣の人も多かったことが平安時代に書かれた「日本三代実録」や「梁塵秘抄」などの文献からうかがい知ることができる。
社殿は明治以降のもので、本殿・東本殿・拝殿などがあり、社殿を取り囲むように巨樹が繁茂している。本殿の西側には四季湧水する「元糺の池」という神池(現在は地下水の減少により枯れている)があり、天保2年(1831)に再興された京都三鳥居の一つとされる石製三柱鳥居が建つ。
京都市内でも最古に属するこの神社は、都の発展に大きな影響を及ぼした秦氏との関わりを含め、大へん貴重なものとして昭和60年6月1日に京都市の史跡に指定されている。
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